父の寝室

《住空間プランニング》父の寝室・自力でトイレへ行けるようにして紙おむつを減らします

 

実例集 :《住空間プランニング》 父の寝室・自力でトイレへ行けるようにして紙おむつを減らします について詳しく解説します

 

     住空間プランニング
    
*実作業は無し

 

    お父様の寝室(88歳) 

    8畳間(畳)

 

    4時間 / 2日間

 

◆メニュー◆

・ヒアリング
・現場調査
・プランのご提案

・お客様の声
・sasa dezign works から

 

ヒアリング

 

【現状のお困りごと】

●お父様のトイレが近く、間に合わないことが多くなり紙おむつにしているが、介護保険の範囲では足らずに自費出費していて金額が多くなっている
●お父様がご自分でやっている紙おむつの処理が臭う
●部屋を片付けたいが、モノを手すり替わりに使っているので動かせない
●モノに溢れているので、掃除機を簡単にかけられない

 

【ご家族様のご希望】

●ニオイをどうにかしたい
●紙おむつ代を減らせないか
●部屋の手入れがもっとラクにやれるようにしたい
●部屋を片付けたい
●お父様にとってもっと快適にすごせるようにならないか

 

現場調査

お父様が入院中なので、ご退院までにいままでの問題を解決して、快適にすごせるようにしたい、とのことでした。

ご本人様不在の場合、現場での実作業はお受け出来ないので、プランのみのご依頼でした。

家の図面があったので、現状の把握、家具などの計測のためにまずはお部屋へお伺いしました。

 

現状の様子
ベッドを出てからダイニングキッチンを通り、遠回りをしてトイレへ行っていました

 

もともとは、2階にお父様のお部屋がありましたが、夜中に数回行くトイレに、階段の上がり下がりに心配があるとのことで、1階へ介護ベッドを入れ、お洋服などはなるたけ自力で昼間の時間に2階の自室へ取りに行く、という生活でした。

1階のお部屋は「モノが手すり代わり」と言われていた通り、モノが多かったです。

モノが多いので、掃除が簡単に出来ない。

掃除が簡単に出来ないので、不衛生になりがち、という不のスパイラスになっていました。

 

プランのご提案

お部屋を拝見したところ、お父様に関係ないモノが多かった ので、このお部屋をお父様専用のお部屋にして、より快適に生活できる住空間を提案 することにしました。

 

《プラン1》

■自力でトイレへ行きやすくする

《プラン1 》  自力でトイレへ行きやすくする

●お父様に関係の無いものは移動または処分
 ステレオラック、猫トイレ、テーブル、椅子、棚、本棚、PCラック
● クローク、ソファーは移動のみ
● 介護ベッドの場所を移動
● 紙おむつや、身の回りの衣服などを入れる棚(腰高の洋服ダンス)を新規で準備
● 使用済みの紙おむつを処分する専用ケースを新規で準備
● トイレまでの動線に手すりを設置する(介護保険利用)

 

『自力でトイレへ行く』ということは、ご本人の尊厳を守り、とても大事なことです。 足腰が弱ってもトイレへ行きやすくしてあげると、紙おむつも減って、経済的にも助かります。紙おむつにしてしまう理由として、ご家族の都合があったりもします。なるたけ、ご本人の脚でトイレへ行けるようにしてあげることは、とても大事なことであると考えます。

 

《プラン2》

■車椅子になった場合を考慮したお金をかけたリフォームプラン

《プラン2》 車椅子になった場合を考慮したお金をかけたリフォームプラン

●車椅子が使えるように、畳をフローリングに変更
●クロークは思い出の品なので保管、ソファーは処分
●ダイニングキッチンへの引き戸をアコーディオンカーテンに変更
車椅子のまま、ダイニングテーブルで家族と食事が出来るようにする
●車椅子では玄関ホール脇のトイレへ行けないので、押し入れをトイレに変更
●車椅子のままでは、段差や狭さにより玄関からの出入りが出来ないので、濡れ縁の高さにウッドデッキを作り、スロープでガレージから出入り出来るようにする。

 

POINT: 部屋をキレイに片付け、必要な手すりは別途取り付ける

プラン1・2とも、お父様に関わらないモノはキレイに片付けました。

手にするものが無くなって、歩くのに不安な場合は、手すりを設置、または、置き式の手すりを設置します(介護保険で対応)

 

今すぐに出来るお金をかけないプランと、将来を考えてお金をかけたプランと、2つを提案してもらいました。本人の了承がなければ作業は出来ないとのことなので、父が退院したら相談し、納得したところで、体調を見ながらやってみようと思います。

 

部屋を広くすることで、掃除も簡単・短時間で済むようになり、お父様、お世話をする方ともに負担が減ります。
また、とても日当たりの良いお部屋なので、部屋が広くなったことで、ご家族が自然とお父様のお部屋に集まれるようになるといいですね。
ウッドデッキをもっとお庭側へ広げると、車椅子のまま外で日向ぼっこをすることも出来ます。
誰かに助けてもらわなくても、自分で自由に動けるようになることは、ご本人もお世話する方もストレスが少なくなります。

介護保険の利用は、担当のケアマネージャーさんとご相談されることをお勧めします。

ケアマネージャーさんへ上手に説明出来ないかもしれない、なとご不安な場合は、福祉住環境コーディネーターの立場として、ケアマネージャーさんへのご説明もいたします。

 

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毎日生活する空間が、少しでも心地よく、快適でいられるようにしたいですね。

ご本人様とご家族様にとって、最良のプランを提案いたします。

こんにちは sachi です。